非リア充の平均貯金額は?単身世帯の統計と比べ方を解説

非リア充の平均貯金額を調べながら家計ノートをつける一人暮らしのイメージ

「非リア充なら交際費が少ないから、同年代より貯金できているはず」と思う一方で、実際の平均額を見ると不安になることがありますよね。

ただ、今回参照したJ-FLECの調査には「非リア充」という分類がなく、その平均貯金額は分かりません。参考になる2025年の単身世帯の金融資産は、平均919万円、中央値130万円です。ただし、これは普通預金の残高だけを集めた数字ではありません。

この記事では、統計に含まれるお金の範囲を確認したうえで、年代・収入・住まい別の目安を整理します。リア充かどうかで比べるより、自分に近い条件と毎月の生活費から、無理のない貯金の進め方を考えていきましょう。

この記事のポイント
  • 単身世帯と非リア充は同じ分類ではない
  • 統計の金融資産には現金や日常の引落し用預金を含めない
  • 平均・中央値は同じ調査年と集計対象で比べる
  • 貯金目標は中央値の達成より自分の収支から決める
目次

非リア充の平均貯金額を統計から考える

家計資料を見ながら資産の状況を確認するイメージ
家計を確認するイメージです。画像内の図表は本調査の統計値を示すものではありません。

金融資産と口座残高の違いを知る

基準にするのは、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査2025年」です。2025年6月20日〜7月2日に、20歳以上80歳未満の単身世帯2,500世帯を対象に実施したインターネットモニター調査です。全国の単身者全員の実測値ではなく、回答者の集計として読みましょう。

この調査でいう金融資産は、将来への備えや運用のために持っている預貯金、積立型保険、個人年金保険、債券、株式、投資信託、財形貯蓄などです。現金、日常的な出し入れ・引落しに備える預貯金、不動産などの実物資産や事業用資産は含みません。普通預金でも将来に備えて蓄えた部分なら含み、定期預金かどうかだけでは区別しません。

例えば、口座に50万円あり、そのうち20万円は今月の生活費、30万円は将来用に分けているとします。この例で調査の金融資産に数える預金は30万円です。別に保有する投資信託などがあれば、その金額も加えます。「口座に50万円あるから金融資産50万円」とは限らないんですね。

財布やレシートを将来の備え用の資料と分けて置いたイメージ

定義と調査方法はJ-FLECの単身世帯調査の報告書で確認できます。「金融資産非保有」も、手元の現金や生活用の預金までゼロという意味ではありません。

単身世帯は一人で世帯を構成する人を対象にしており、恋人・友人の有無は区分していません。親と同居する人の個人の貯金額を、単身世帯の統計とそのまま比べることもできません。非リア充の生活スタイルを数値で証明する資料ではなく、一人暮らしの家計を見る参考資料として使います。

年代別は平均と中央値をセットで見る

平均は金融資産の合計を対象世帯数で割った値、中央値は金額順に並べたときの真ん中の値です。少数の高額保有者の影響を受けやすい平均だけでなく、中央値も見ると分布の偏りが分かります。

次の表は2025年の単身世帯について、金融資産を保有していない世帯も含む集計です。金額無回答は平均・中央値の計算から除かれています。出典はJ-FLECの各種分類別データ(単身世帯・表4、Excel)で、以下の収入別・住まい別も同じ年・同じ集計対象にそろえています。

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年代平均金融資産額中央値
20代255万円37万円
30代501万円100万円
40代859万円100万円
50代999万円120万円
60代1,364万円300万円
70代1,489万円500万円

例えば30代の平均は501万円ですが、中央値は100万円です。「30代なら501万円が普通」と読むのは適切ではありません。また、30代と40代の中央値が同じ100万円でも、家賃、雇用、借入金、必要な生活費までは同じではありません。

これらは各年代の異なる回答者の数字です。20代の37万円が10年後に100万円になるという資産の増え方を示したものでも、年代ごとの達成目標でもありません。自分の金融資産を同じ定義で集計して位置を知り、必要な備えは別に考えましょう。

収入別は額面年収と手取りを混ぜない

収入別の区分は、過去1年間の手取り収入(税引後)です。求人票や源泉徴収票の額面年収を、そのまま下の区分に当てはめないようにしてください。

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年間手取り収入平均金融資産額中央値
収入なし289万円0万円
300万円未満677万円85万円
300万〜500万円未満1,047万円270万円
500万〜750万円未満1,398万円500万円
750万〜1,000万円未満2,766万円2,000万円
1,000万〜1,200万円未満2,261万円1,100万円
1,200万円以上6,122万円2,070万円

「収入なし」は金融資産がないという意味ではありません。収入は1年間に入ったお金、金融資産はその時点で持っている残高なので、過去に蓄えたお金などがあれば両立します。低収入の区分にもさまざまな年代が含まれます。

高収入の区分は回答数が少なく、1,000万〜1,200万円未満は18世帯、1,200万円以上は19世帯です。隣り合う区分の大小から「収入が増えると貯まらなくなる」といった因果関係は読み取れません。表は比較の入口にとどめ、自分の月々の収支と合わせて見てください。

集計対象が違う数字と比べない

図書館で二つの資料を見比べて条件を確認するイメージ

単身世帯全体の平均919万円・中央値130万円に対し、金融資産を保有する世帯だけに限ると、平均1,329万円・中央値450万円です。同じ2025年調査でも、集計対象を絞ると数字は変わります。記事やSNSで数字を見かけたら、単身か二人以上か、何年か、非保有世帯を含むかを確認しましょう。

中央値も「ここまで貯めれば安心」という必要額ではありません。例えば投資信託を含む金融資産が130万円あっても、来月の支払いに使える預金が十分かどうかは別問題です。借入金を差し引いた純資産の数字でもないため、残高と返済予定は分けて確認する必要があります。

SNSに見える旅行や外食から、相手の貯金額は分かりません。リア充っぽく見える人でも家計はさまざまですし、非リア充だから自動的にお金が残るとも限りません。比べるなら生活の見栄えより、同じ条件で記録した自分の残高の推移です。

貯金額と将来の収入を分けて考える

貯金は今ある残高、収入はそこへお金を補充する流れです。支出を見直しても毎月の収支が赤字なら、貯金の自動化だけでは解決しません。勤務時間や働き方、利用できる支援など、収入側の条件も含めて考えることになります。

一人で過ごす時間を学習や転職準備に使う選択肢はありますが、収入が上がると保証できるものではありません。収入面を考えたい場合は、リア充と非リア充の生涯年収の違いを考える記事で論点を整理しています。ここでは、手元のお金の把握と家計管理を中心に進めます。

非リア充の平均貯金額より自分の家計に合う目標を作る

一人暮らしで生活防衛資金を準備する家計管理のイメージ

数字を確認したら、次は自分の生活に戻して考えましょう。大切なのは中央値を超えることより、支払いに困らず、必要なときに使えるお金を少しずつ確保することです。家賃や収入が違えば、同じ年齢でも無理のない目標は変わります。

一人暮らしは住まいの条件も見る

2025年調査の住まい別の金融資産額は、次のとおりです。いずれも金融資産を保有していない世帯を含む単身世帯の集計で、自宅の不動産価格を金融資産に含めた金額ではありません。

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住まい平均金融資産額中央値
持家1,535万円500万円
非持家563万円61万円

持家と非持家では年代や収入などの構成も異なります。この差を家賃の有無だけで説明したり、「家を買えば貯金が増える」と読んだりはできません。非持家も特定の家賃・地域に限った集計ではないため、賃貸一人暮らしの参考にする場合も条件差が残ります。

自分の家計では、家賃だけでなく住宅ローンの返済、管理費、修繕費、更新料など、実際に負担する住居費を確認します。実家暮らしなら家に入れるお金や今後の独立費用も整理しましょう。「住まいが違う人の中央値」を、そのまま自分の必要貯金額にはしないことです。

生活防衛資金は必要な支出から計算する

生活防衛資金は、収入が減ったり急な出費が生じたりしたときに備えるお金です。まず、家賃、食費、水道光熱費、通信費、保険料、必要な返済などから、生活を維持するために月いくら必要かを出します。

例えば最低限の生活費が月15万円なら、1か月分は15万円、3か月分は45万円、6か月分は90万円です。これは計算例であり、全員に3〜6か月分が必須という基準ではありません。収入の安定性、頼れる支援、扶養する人の有無、予定している支出で必要額は変わります。

  • 収入の変動が大きい場合は、仕事が途切れる期間を想定する
  • 家電買替えや更新料など時期が分かる支出は、別に積み立てる
  • 休職・失業時に利用できる制度や支援を確認する
  • 今月の支払いが厳しい場合は、積立額より生活の維持を優先する

すぐ必要になるお金は、引き出しやすい預金などで管理する方法を検討します。値動きのある資産や換金に時間がかかるものと分け、急な支払いで売却を迫られないようにしたいですね。別口座に移す場合も、自分が必要なときに使えるか、手数料や利用条件を確認してください。

最初から大きな金額を目指すのが難しければ、急な出費一つに対応する少額の予備費から始める考え方もあります。貯金を取り崩す月があっても、必要な支出に備えられたなら、そのお金は役目を果たしています。

交際費が少ない月は無理のない額を先取りする

交際費やサブスク代を生活防衛資金へ回す家計管理のイメージ

非リア充だから交際費が必ず少ないとは限りませんが、飲み会や外出の支出が少なかった月は、その差額を振り分ける機会になります。ただし、別の支払いに必要なお金まで移さないよう、まず家計全体で余裕があるか確認しましょう。

先取り貯金を設定するときは、手取りから必要な生活費、返済、年払い・不定期支出の積立を差し引きます。そのうえで残る額の範囲から、続けられる金額を決めます。例えば毎月5,000円なら年6万円、1万円なら年12万円です。利息を含めない単純計算で、無理のない金額は人によって違います。

給与の入金後に移す日を決め、1〜2か月運用して、決済口座の残高が足りるかを確かめてください。収入が不規則なら固定額の自動振替にこだわらず、入金と支払いを確認してから移す方法もあります。積立のために借入れが増えるなら、いったん金額を見直します。

楽しみを全部なくす必要はありません。貯金、必要な支出、趣味に使えるお金を分け、自分で納得できる配分を選びましょう。低予算で楽しめる選択肢を探すなら、非リア充におすすめの趣味を紹介した記事も参考になります。

家で使うお金と固定費を見直す

人に会う機会が少なくても、通販、ゲーム課金、サブスク、デリバリーなどの支出は発生します。使うこと自体を責めず、満足して使えたお金と、何となく続けている支出を分けてみてください。

食料品のレシートとスマートフォンで家計の支出を見直すイメージ
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確認する項目見直し方残す判断
サブスク直近1か月に使ったかを確認する十分使っていて満足できるものは残す
通販・課金購入前に予算の残りを見る必要なものと楽しみの予算を分ける
デリバリー注文回数と合計額を確認する体調や忙しさに合わせ、無理な自炊を前提にしない
通信・住居費料金と利用実態を照らす変更費用や解約条件も含めて比べる

例えば使っていない月額1,000円のサービスを一つやめると、ほかの条件が同じなら年間12,000円の支出減です。一度にすべてを変えるより、負担が小さい項目を一つ選び、その分が残ったかを翌月確認するほうが管理しやすくなります。

一方で、必要な保険や医療、食事まで金額だけで削ることは避けたいところです。生活を支えている支出は残し、使っていないものや予算を超えている部分から整理しましょう。気分が落ち込む夜に買物が増えるなら、購入を翌日まで待つなど、自分に合うルールを一つ試す方法もあります。

夜の過ごし方から整えたい場合は、非リア充の夜を充実させるナイトルーティンの記事も参考になります。休む時間や楽しみを確保しながら、お金を使う前に選べる余地を作っていきましょう。

非リア充の平均貯金額に振り回されないためのまとめ

非リア充だけの平均貯金額は、今回のJ-FLEC調査からは分かりません。参考になる2025年の単身世帯の金融資産は平均919万円・中央値130万円ですが、現金や日常の引落し用預金を除き、投資信託などを含む数字です。まずは自分の残高と定義をそろえることが出発点になります。

  • 統計を見るときは、調査年・世帯区分・非保有世帯を含むかを確認する
  • 手取り収入、住まい、借入金など自分の条件を整理する
  • 最低限の生活費と予定支出を出して、必要な備えを考える
  • 今月の収支に余裕があれば、続けられる額を分けて残す

今日やることは、口座残高から今月の支払い予定を分け、実際に残せるお金を確認するだけでも十分です。平均や中央値の達成を急がず、来月も生活を維持できる仕組みを一つずつ作っていきましょう。

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この記事を書いた人

こんにちは、リア太です。「リア充.com」創設者。内向的なITエンジニアで、リア充の日常や恋愛に強い憧れを抱きます。そんな興味から「リア充.com」を作り、リア充ライフを理解・共有する場を提供。一緒に楽しみながら、このコミュニティを育てていきましょう!

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